年が明け、学生さんたちは3学期が始まりましたね。

「あぁ、もう休みも終わりで学校かぁ」

「やっと休みも終わって学校だぁ!」

学生さん、保護者の方々、いろいろ思うところはあると思いますが、新しいスタートを張り切っていきましょう 🙂

さて、先日1月13日(土)と14日(日)に長崎で開催された総入れ歯のセミナーを受講していきました。

「箸の文化」に適応した総義歯セミナー。

講師は、日本顎咬合学会の会長も務められた河原先生。

長崎歯科技術専門学校

河原先生と

大分県でご開業されておりますが、歯科界の重鎮のような、本当に名実共に素晴らしい歯科医師です。

数年前から何度か河原先生のご講演を拝聴することがあり、そのたび「これこそが医療だよな!」と一人心熱くしておりました。

胃瘻で口から食事できず、ベッドの上での生活だった方が入れ歯を調整することで口で食事をすることができるってすごくないですか!?

ペースト食、ミキサー食、刻み食、最後には普通食を食べられるようになった症例がいくつもありました。

そういう奇跡に近いこともすごいのですが、そもそも今回のセミナーの題名は

「箸の文化」に適応した総義歯セミナー

欧米人はナイフとフォークで食べやすい大きさに切ってから口に運びますので、前歯で噛み切るという動作は多くありません。

しかし日本人は箸で食べ物をつまみ、口に運んで前歯で噛み切ります。

そして奥歯で咀嚼します。

ですが、義歯の中でも特に総入れ歯は前歯で噛めないものと認識していました。

なので患者さんにも前歯で今までのように噛めませんよ~と説明しておりましたが、今回の学びで180度概念が変わりました。

前歯でも噛めるんです!

どのように前歯でも噛める入れ歯ができるかといいますと、とある咬み合わせの位置で上下の入れ歯を咬合器というものに装着し、決められた規則に準じて咬み合わせを調整していくのです。

この技術を習得できたら、どれだけの入れ歯で満足に食事が出来ない方のお力になることができるだろうか!本当にそう思っております。

そもそも僕が義歯の勉強をしっかりやりたいと思ったのは、身内で総義歯を使用していた方が「咬めないから入れ歯は上しか入れない」と言っていた光景に遭遇したからです。

食べるって、人生の楽しみの大部分を占めると思いませんか?

その大きな楽しみを、ご高齢の義歯装着者は満足に味わえないとう現実。

この現実を打破できるようになったとき、歯科医師としての価値も上がると思います。

その日が1日でも早く来るよう、日々精進します!