あ口の中の菌をチェックします
顕微鏡を覗くと何が見える?

当医院では、お口の中の歯垢(プラーク)をとり、顕微鏡を使ってお口の中の細菌の状況を確認する検査を行っています。

この検査により、現在のあなたのお口の中が清潔に保たれているかどうか、歯周病の病原菌やカビ菌が存在するかどうか、また歯周病になりやすいかどうかなどが把握できます。

歯周病の進行を進める悪玉菌が、どのように顕微鏡の映像として見えるのかを紹介します。

カビ菌(カンジタ菌)

カビ菌

カビ菌はあ口の中に必ず住みついている菌ですが、大量に増えると歯ぐきが腫れるなどの悪い影響が出てきます。また、カビ菌は歯周病原菌の住みかにもなり、これを減らすことにより歯周病原菌も少なくなると考えられています。

スピロヘータ(歯周病原菌)

スピロヘータ(歯周病原菌)

蛇のようにウネウネと動き、歯肉の中で毒素を出しながら増殖する毒性の強い歯周病原菌です。このスピロヘータの数によって治療方針が分かれます。

連動性桿菌

連動性桿菌

口腔常在菌で、ウインナーが飛び回っているように動きの速いのが特徴です。歯肉の中で毒素を出しながら増殖し、口臭の原因にもなります。お口の中が汚れている場合は、砂嵐のように多量に見られます。

原虫

kin004

歯肉アメーバ(写真)や、口腔トリコモナス(べん毛虫類)などの単細胞の原性動物。これらは重症症例に見られます。

資料参考:プラネット